2013年1月11日金曜日

『キセキ24』熊本県立劇場

今回は前川建築探訪の第2弾
熊本県立劇場です。


熊本県立劇場は、1982年竣工
前川の晩年の作品で、
東京文化会館を意識して造られたと言われています。


床をタイルで模様を造るのは、東京文化会館が
最初といわれています。
熊本県立劇場の床は、S字模様で統一しています。(写真は1階ロビー)
 
     

エントランスホールは天井が高く
ヨーロッパの劇場にあるような照明が
お客様の心を躍らせます。


こちらは、2階の廊下。
福岡市美術館のエントラスの階段にある照明と
似た照明が配されています。


熊本劇場の照明。
よく見ると、柱には天神山文化プラザと同じ
杉板の模様があります。
         


こちらは、総合文化センター時代の照明。
柱や廊下に数多く配されていました。
ガラスの細工が見事です。


市民が自由に散策できるエスプラナード


もしかしたら、この敷地に足を踏み入れた瞬間から
劇場空間が始まるかも…そんな感じのする劇場でした。
大きな窓から景色が見渡せることや
デザイン性に富んだ照明など
福岡市美術館と共通するものがありました。

外観は今まで見た前川作品とは
少し違う感じがしましたが、
館内に入ると、
東京文化会館を思わせる雰囲気があり、
懐かしい気持ちになりました。

さぁ、次回は探訪第3弾 熊本県立美術館です。







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