2016年9月25日日曜日

50のキセキ+2 聖地巡礼木村産業研究所

今回念願の!!!弘前にある前川建築を訪ねました。

なぜ弘前が聖地と呼ばれるには、こんなドラマチックな出会いがありました。

前川國男がコルビュジェのもとで学んでフランスから帰国する船上で
弘前出身で駐仏大使館付武官として派遣されていた木村隆三が、
「俺のとこ設計してくれよ」と話しをしたことから、
帰国した2年後、木村隆三の依頼にて、
1932年竣工の「木村産業研究所」は前川國男によって設計された。

以後、青森県立弘前中央高等学校講堂(S29)、
弘前市役所(S33)、弘前市民会館(S39)弘前市民病院(S46)
弘前市立博物館(S51)、弘前市緑の相談所(S55)、
そして、前川が弘前での最後の設計となった弘前市斎場があります。
ゆりかごから墓場まで弘前市民に寄り添うかたちで
前川建築はあるのです。




弘前に行ったらぜひこの方に逢いたいと思っていた
前川國男の建物を大切にする会代表の葛西ひろみさんにお話しを
お聞きすることができました。



白い建物の中にはいると、フレンチブルーの
窓枠が、かわいくフランスを感じられた。
窓枠は、フランスから取り寄せた県内初のスチール製サッシです。
部屋の中に丸い柱がとても印象的です。
写真ではわかりずらいですが、貴賓室の
このような曲線は建築用語でアールといいます。



このとっては、フランスから取り寄せたそうです。
窓枠と同じフレンチブルーです。
すてきですね。


  このドアのノブこんなおしゃれなドアについてます。



真っ白い建物の中に、このガラスのドアがあるだけで
外の景色を感じて息抜きができる気がします。


木村産業研究所の床には、こんなモザイクタイルが張られています。
雪の日に外から入って滑らなくていいでしょうね。



葛西さんが、ここのカーブが素敵でしょうと嬉しそうに教えてくれました。
小さなモザイクタイルをしきつめた床に縁どられた青いタイルに
心をひかれるそうです。


次回も木村産業研究所のお話しです。お楽しみに!!







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