2016年8月21日日曜日

50のキセキ⁺1 新たな輝き!!



彫刻家山縣壽夫氏による天神山文化プラザの壁面レリーフ(鳥柱)は、
制作後50年以上が経過し、コンクリートに接着した色ガラスが
一部剥落していました。
岡山県天神山文化プラザの指定管理者でもある
(公社)岡山県文化連盟では、平成27年度に
天神山文化開館10周年及び岡山県文化連盟設立10周年を記念し、
まちなかアートの再生を目的としたチャリティ展や美化活動等を行ってまいりました。
その一環として、6月17日、倉敷芸術科学大学芸術学部磯谷教授の協力のもと
3名の学生とともに、山縣先生立ち合いのもと
天神山文化プラザの壁面レリーフの再創造(修復)を行いました。



       倉敷芸術科学大学芸術学部磯谷教授と3名の学生は、
      4月7日に現地調査を行い修復箇所の特定やガラスサンプルを回収して
      修復箇所のスケッチをしました。



5月20日、現地調査を踏まえナンバリングした
修復箇所から現存するガラスを回収。
朝から夕方まで壁をのみで叩いて
ひとつひとつガラスをはつる作業をしました。
とても根気のいる作業でした。


6月17日、待ちに待ったレリーフのガラスの貼り付け作業です。



 新たに作ったガラスの塊たちです。
                                     ガラスの青色を再現するのに試行錯誤されたそうです。
           

ガラスに接着剤をぬりコンクリートの壁にひとつひとつ丁寧に接着します。



山縣先生も新たにガラスを貼り付けました。



             制作者の山縣先生と倉敷芸術科学大学の協力のもと
             天神山文化文化プラザのレリーフ(高さ18m幅9m)は、
             54年ぶりに制作当時の輝きを取り戻しました。
             
「50年後の人たちもたのしめるようできる限り元の姿にもどしたい」と頑張って作業を
してくださった三人の学生の皆さまに感謝の気持ちでいっぱいです。
                                       ぜひ天神山文化プラザにお越しの際は、見てくださいね。

                山縣先生の当時の貴重なお話しは天神山だよりvol.64に掲載されています。


                  

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