2012年12月6日木曜日

『キセキ20』


今回もまだまだ”現役のもの”をご紹介していきます。


手すりは開館当時の原型をとどめています。
レトロモダンな留め金が可愛らしく、
踊り場まで続くカーブが魅力的です。


3階に上る階段。
向かって左側は、コンクリート打ち放しの手すり、
右側はつかみやすい木製の手すりです。
外階段との統一感もあり、ロビーの開放感も高める
優れたデザインで、階段の上り下りもスムーズです。


この階段の3階部分は、
バルコニーを思わせる踊り場になっています。
ここからは行き交う人達や、窓からの景色が見渡せ、
開放感を感じさせてくれます。
  

1階ホワイエの天井にある空調の吹き出し口は
最近見かけなくなった”アネモスタット”です。
通称アネモと呼ばれ、空調の暖気や冷気が、
室内の空気とよく混合されるという特徴があります。

古い建物は壊され、新しい建物が建設される事が多い中、
総合文化センターは、建物の良さは残しつつも、
きれいにしたとあえてわかるような改修がなされ
天神山文化プラザとして、懐かしさと新しさが共存する建物に生まれ変わっています。








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