2013年5月7日火曜日

『キセキ39』

今回は、天神山文化プラザの建物の特徴のひとつ
ピロティのお話です。



 ピロティは建物の2階部分を柱であげて、
外部空間としてある部分をいいます。
総合文化センター時代は、図書館、ホール、展示室への、
天神山文化プラザではホール、展示室に
人の流れを分散するための役割をしています。


ピロティに幕を張って
忍者街を遊ぶのイベント会場準備中です。



5月5日(日)天神山文化プラザ、出石町周辺で
「忍者街を遊ぶ五」のイベントを開催、
ピロティは、子供達の忍者修行の場所となりました。



忍者登場!!
子ども達も大興奮です。



前川國男建築設計事務所の担当所員の足立光章氏は、
(昭和37年7月1日発行の『新建築』)
ピロティはこの(総合文化センターの)動線計画にとってきわめて有用なものであり、
諸機能の要、あるいは集合点ともいうことができる。
今は、費用の関係でピロティにはなんの施設もされていないが、
人が集まって憩える施設が早急にできることが望ましく、
たとえばヨーロッパで野外劇が行われているような
楽しい雰囲気が早くつくられればと思っている。
幸い市民の広場ということに対して、文化センターの方々は深い
理解を持たれているので、この希望がみたされるのも
そう遠い日ではないと思う。と述べられています。

あれから随分時は過ぎましたが…
現在、天神山では、ピロティや中庭、レリーフを会場として
演劇や朗読劇、ダンスなどが開かれるようになりました。

これからも、こうしたイベントを通して、
建物の違う一面を知ってもらいたいです。









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