2016年11月2日水曜日

50キセキ+12 弘前市緑の相談所

弘前公園東側入口近くに1980年に竣工した
弘前市緑の相談所はあります。
1春には桜や秋には紅葉に包まれ名前にふさわしい
環境に佇んでいます。
桜の木を一本も切らずに設計されました。



中庭には日本一幹の太いソメイヨシノが観光スポットになっています。


正面からは勾配屋根なのですが、、、、


後ろから見ると四角い建物にみえます。

近代建築をリードしてきた前川氏は、1980年代頃より
勾配屋根で建物を覆い始めた背景には、
雨の多い日本にとって勾配屋根で雨を処理する自然さ
いわば風土・環境になじむ建築への素直な思いがあったそうです。


テラスに置かれた陶器のイスです。

テラスに置かれた陶器でできている灰皿です。



大きな庇を支える柱も柔らかい木の端縦模様状の
コンクリート研り仕上げです。


ロビーは網代張り2色タイルです。
このイスも床のタイルとマッチしていて素敵です。

前川デザインの陶器のイス・灰皿なども前川建築の
空間を醸し出す大切な要素であり、
これらが、活きずく緑の相談所は小規模ながらも
前川建築の傑作のひとつであります。

とても素敵な場所にあり現代風な感じのする前川建築でした。
陶器で作られたベンチや灰皿はとてもまわりとマッチしていて
とてもいい感じに配されていました。
中庭のベンチでゆっくり鑑賞したいですね。










0 件のコメント:

コメントを投稿