階段をのぼると!!
うおおおおと歓声をあげてしまいました。
2階ホワイエの照明です。
この素晴らしいシャンデリアは、銅館を使って作製されています。
平成26年度照明普及賞を受賞しています。
シャンデリアが映えるホワイエを人と人をつなぐ
心地よい空間となっています。
ホールのドアのとってです。
津軽塗がとても伝統工芸のさかんな弘前ならではです。
にっこりして、ここが一番好きと言われてた方の
素敵な笑顔が忘れられません。
ホールの中にはいると木製のイスです。
改修工事の計画にあたり、市と市民の協力で
忠実に復元された棟方志功の緞帳
「御鷹揚げの妃々達々」(おんたかあげのひひたちたち)
実際の緞帳はものすごく大きく
とても見事なものでした。
「このネプタの色、これこそ絶対まじりけのない
私の色彩でもあります」と棟方はいう。
津軽の凧の絵とネプタの風土に育まれた棟方志功の
色彩感覚について建築家前川國男は共感してやまなかった。
思えば前川の色彩感覚も独特なものである。
市民会館のロビー天井の「群青色は日本の夜明けの色」
「赤は人を高揚させる色」と好んで使い続けた。
前川カラーといわれるこうした色彩感覚にもまた
前川に流れる津軽の風土が見え隠れする。
白一色に染まる冬の情景のなか、力強く荒々しい
コンクリート材の素朴な外観に包まれて
内には、前川と棟方が織りなす津軽の色彩が
あふれる市民会館は弘前の風土がはぐくんだ建築なのです。
弘前市民会館大規模改修事業概要 継承と革新より
弘前市民会館は、改修前と改修後での音の響きなど
とてもデリケートな部分でも神経を使われたと
㈱前川建築設計事務所の所長のお話しでもありました。
緞帳のように、これからもずっと弘前市民に愛され
大切に心の中にいる市民会館だと思いました。
0 件のコメント:
コメントを投稿